ミニ巡検 随時
第一回 御坂・櫛形山地黒鉱巡検 2012年10月6〜7日実施

御坂・櫛形山地黒鉱巡検

 南部フォッサマグナには、古伊豆・小笠原島弧の多重衝突(天野ほか, 1986)により付加されたと考えられる、櫛形山ブロック、御坂ブロック、丹沢ブロック、および現在の伊豆半島などの島弧地殻の断片がみられる。これらはいずれも主として水中噴出火山岩類や水中火山砕屑岩類からなるが、不思議なことに、前二者には黒鉱型の海底熱水鉱床が知られているのに対し、後二者にはマンガン鉱床を除いてほとんど現地性の鉱床が知られていない(伊豆半島の金鉱床は1-2Maに生成されたものである)。その原因は何だろうか?本小巡検では御坂ブロックの宝鉱床、櫛形山ブロックの茂倉(もぐら)鉱床の堀跡を訪ねるとともに、サンプルや分析値について考察する。

日程:1067

案内者:浦辺徹郎さん(東大地惑)

参加者上限:10名程度(使用車両の状況によっては多少の増員可能)。

申込先:913日までに伊藤谷生(tito@thu.ac.jp)へ。先着順で参加者決定。

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