ミニ巡検 随時
第二回 八ッ場ダム地域の層序を知る 2012年12月1〜2日実施

八ッ場ダム地域の層序を知る

 八ッ場(やんば)ダム建設予定地のある吾妻川水系の流域には,新第三系の火山岩-深成岩類・火山砕屑岩層が広く分布し,第四紀前半の火山が点在しています。
 今回の巡検は、ダム予定地がどのような地質の所に建設されるのか知ることを目的としています。
 ミニ巡検ではダム堤体付近から上流域のダム湖予定地において,代表的な火成岩類,堆積岩類,変質岩類を観察するとともに,ダム湖岸および周辺域の特徴的な地形も観望し,また地質構造についても考察します。

日程:121日〜2日 1泊2日

案内者:中村 庄八氏

世話人:中山 俊雄氏

集合 1日午前11時30分、JR川原湯温泉駅東側駐車場
    特急草津31号,川原湯温泉駅に11時20分到着.普通列車10:47頃到着
解散 2日午後2時30分、同上

費用  実費 (宿泊費+レンタカー費用+保険 概算1万円程度)

服装等 河床を歩きます

参加可能人数 10名程度(地質学会員に限る。所属支部は問いません)

参加希望者は、11月17日までに中山俊雄氏あてに連絡ください。
申し込み先:中山俊雄 (otto.nakaya@gmail.com)
申し込み内容(今後の連絡、および保険加入のため):氏名、住所、年齢(生年月日)、メールアドレスをお知らせください。

===巡検の見どころ===

◇◇一日目◇◇
 この地域の最下位層である川原畑(かわらはた)層(軽石凝灰岩・凝灰岩層,水中溶岩:中期中新世.いわゆるグリータフ層,海成層?),その上位の八ッ場(やんば)層(安山岩質凝灰角礫岩・凝灰質砂岩層:鮮新世.水中堆積),王城(おうじょう)火山の溶岩類を見学します。

◇◇二日目◇◇
 横壁(よこかべ)層(軽石凝灰岩・凝灰岩層 :鮮新世.湖底に堆積の火砕流?),晴台東断層,酸性変質帯にある擁壁の変状,林地区の勝沼地滑り対策, 応桑岩屑なだれ堆積物,上湯原・打越代替地などを見学します.

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